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日本語は"語尾"が命!

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みなさんこんにちは!

ビジネスボイストレーニングLINKS 水緒智です♪

私は普段、シンガーやトレーナーの仕事以外に、ラジオのパーソナリティーもやっていますが、ラジオでは毎回、フリートークや各コーナー以外にも、天気予報や交通情報をお伝えしています。

 

そういったインフォメーションをお届けする時には、フリートークの何倍も、丁寧で伝わりやすく、説得力のある喋り方をしなければなりません。

ちなみに生放送なので、失敗(噛んだり、つまったり)は許されません。

いつも緊張感を持ってお届けしている訳ですが、先日、同じ局でアシスタントを務めている後輩に、ある相談を受けました。

それは、"自分の天気予報が、頼りなく聞こえる"という悩み。

彼女は、毎回放送を録音して、リスナーにどう聞こえているかをチェックしていた様ですが、自分の声にどこか頼りなさを感じていたのです。

私もそれをチェックした所、滑舌や良く声のトーンは良く、落ち着いて喋れていました。さすが普段から勉強しているだけあって、大したものです。

しかし、一つ気になった点が。

何が、彼女のトークに頼りなさを与えていたのか?

それは、『語尾』でした。

彼女は、浅い呼吸のせいで文章の最後まで息が続かずに、語尾が不明瞭になっていたのです。

実は、日本語は『語尾』が命!というのを、あなたはご存知でしょうか?

英語などいくつかの言語では、その文が肯定文なのか否定文なのか、はたまた疑問文なのか、という文章の意図が、文の始まりで汲み取る事が出来ます。

 例えば、

【肯定文】

I know him.(私は彼を知っています。)

【否定文】

I don't know him.(私は彼を知りません。)

【疑問文】

Do I know him?(私は彼を知っていますか?)

という様に、最後のknow(知る)him(彼を)という単語は変わらず、文章の始まりで違いを表しています。

 

しかし、上の日本語訳をご覧下さい。

"ます。","ません。","ますか?"

という様に、全て語尾で違いを表しているのです。

文章では、1番始めに来る言葉には勢いがあって自然と立ち上がりやすく、聞き取りやすいです。

しかし日本語は、語尾を言い切らないと、文章の意図が決定しない言語。

言葉に説得力を持たせるには、最後までしっかりと息を持たせて、言い切る事が大切です。

その為にはどうすればいいのか?

 

解決法は、『呼吸』にあります。

吐く息を最初から最後まで、一定の量にして喋りきる事が重要です。

最初のうちは少し難しいのですが、トレーニングしていけば必ず、自由自在にコントロール出来ます!

LINKSでは、声を出すには必要不可欠である、『呼吸』についても、徹底的にご指導致します。私は特に、呼吸法をマスターさせるのが大の得意なんです♪

他にも呼吸法は、アナウンスだけではなく、プレゼンテーションで緊張して息が浅くなってしまう方などにもとてもおすすめです♪

是非一度、レッスンを受けて、今までとの違いを実感して下さい!

 

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